全てのプロテウスVSMプロセッサ・モデルはどのアセンブラ、又は、コンパイラから生成されたバイナリー・ファイル(Intel又は、Motorola Hexファイル)でも使用出来ます。 しかし、プロセッサ・モデルには機械語コードを実行されているオリジナル・ソース・プログラムと関連づける方法が全くありませんので、 利用出来るデバッギング能力は限られています。
幸いにも、ほとんどのコンパイラがデバッガと他のツールによって使用される特殊な情報を含むシンボリック・デバッグ・データファイルを作り出します。 プロテウスVSMプロセッサー・モデルはコード実行時にプログラム変数の内容を表示すると同時にオリジナル・ソース・コードを表示し、ステップする能力を 含む完全な高級言語デバッギング能力を提供することの出来る選択されたサード・パーティーのコンパイラーによって作り出されたデバッグ・データ・ファイルを ロードすることができます。
AVR又は、ARMの開発には、もしコンパイラからデバッグ出力が可能ならELF/DWARFデバッグ・フォーマットを使用されることを推奨します。 COFFファイル・フォーマットもサポートされています
PICの開発にはProton Development Suite(ベーシック言語)、又は、コンパイラからの指定されたCOFFフォーマットを使用されることを推奨します。 弊社は殆どのコンパイラ(MPLABも)は将来にはELF/DWARFに移行すると予期していますので、その頃にはELF/DWARFをサポートしたPICモデルを紹介します。
8051の開発には標準OMF51出力、又は、IARのUBROFデバッグ・フォーマットを使用することを推奨します。
下記のテーブル・リストはプロテウスVSMによってサポートされているサードパーティー・ツールです。 各ツールに対してプロテウスVSMプロセッサー・モデルが サポートされていて、そして、そのサポートがソースレベルコードのステップと変数表示が可能かを示しています。 各ツールに対するサポート情報はその後のセクションで見ることが出来ます。
もし、VSMスタジオ以外のツールスーツをご使用の場合は下記が必要です。:
下記のテーブルはプロテウスVSMによってサポートされている各種マイクロプロセッサー・ファミリーで使用することが出来るデバッグ ・ファイルのタイプを概説しています。